そのバリエーションを出荷しない拠点でも、現在の手元在庫(On-hand)が表示・更新できるようになった。倉庫・ショールーム・検品待ちなど「売り物ではない在庫」も Shopify 上で数を追えるようになる、という地味だが効く改善。
そのバリエーションをフルフィルメントしない拠点では、手元在庫の表示・更新ができなかった。倉庫・展示・検品待ちの在庫は Shopify の外で管理するしかなかった。
有効な拠点ならどこでも On-hand を表示・更新可能に。ただし「販売可能数(Available)」は出荷に使われない拠点なので表示されない(「—」または空欄)。
今回の変更は「どの数字が見えて/見えないか」の話。Shopify の在庫の4区分を押さえると一発で理解できる。
記事は New(新しくできること)と Changed(挙動の明確化)に分かれている。記事に書かれていることだけを整理する。
=「見えるようになっただけ」で、出荷ロジックそのものは従来どおり。
記事に明記されている2画面での見え方を再現する。警告文言は記事のまま。
| バリエーション | 利用不可 | 引当済 | 販売可能 | 手元 |
|---|---|---|---|---|
| サンプル / 展示用 A 出荷しない拠点 |
2 | 1 | — ⚠ Location doesn't fulfill this variant |
20 (更新可) |
| 拠点 | 利用不可 | 引当済 | 販売可能 | 手元 |
|---|---|---|---|---|
| 東京・保管倉庫 出荷しない拠点 |
2 | 1 | (空欄) ⚠ Location doesn't fulfill this variant |
20 (更新可) |
| 項目 | 従来 | 今回 |
|---|---|---|
| 出荷しない拠点の手元在庫(On-hand) | 表示・更新不可 | 表示・更新できる |
| 引当済 / 利用不可の数量 | — | ゼロになるまで表示が残る |
| 販売可能数(Available) | — | 非表示(在庫ページ「—」/バリエーションページ空欄) |
| 新規注文の出荷への利用 | 使われない | 変わらず使われない |
| 既存の引当済オーダーの出荷 | 使える | 引き続き使える |
| 対象拠点 | — | 有効(active)な拠点であればどこでも |
本質は On-hand の可視化/編集の解放。新規注文の出荷にこれらの在庫を使う・使わないの判定は従来どおり変わらない。引き当てロジックを当てにした処理は影響を受けない想定。
販売可能数は 0 が入るのではなく 表示自体がされない(「—」/空欄)。レポートやスクレイピングで Available を読む処理は、null/空のハンドリングを要確認。0 と空を取り違えない。
既存の引当済・利用不可はゼロになるまで表示が残る。過去の引当が片付くまで数字が残る挙動を踏まえ、棚卸し・差異調査では「いつゼロになるか」を意識する。
新規注文には回らないが、既にこの拠点で引き当て済みのオーダーの出荷には引き続き使える。移行・拠点統廃合の途中で残った引当を捌くケースを想定した挙動。
本記事は管理画面(在庫ページ/バリエーションページ)での見え方の説明のみ。Admin GraphQL(InventoryLevel の quantities 等)や Webhook での扱い、対象プラン・段階リリースの有無は記載なし。自動連携している場合は、出荷しない拠点の On-hand / Available を実データで検証すること。