ローカル通貨ギフトカード 「USD ストアでも EUR・CAD・GBP のギフトカードを発行」
原題: Sell gift cards in your customers' local currency
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図解 : Shopify ローカル通貨ギフトカード(Sell gift cards in your customers' local currency) Shopify Markets / ギフトカード ローカル通貨ギフトカード 「USD ストアでも EUR・CAD・GBP のギフトカードを発行」 複数マーケットを 1 ストアで運営しているマーチャント向けに、ストアの主通貨以外でギフトカードを発行・販売できるようになった。発行から利用まで額面はそのままの通貨で保持され、購入時と利用時の為替変動の影響を受けない。 このページの構成 そもそも何が変わるのか(30秒で理解) 仕組み図解 : 購入から利用までの通貨の流れ 2 つの利用形態(発行通貨固定 vs 任意通貨利用可) 従来 vs ローカル通貨ギフトカードの比較 利用条件 発行手順 技術者が押さえるべき5つのポイント 業務に活かせる3つのユースケース 提案で使える1行サマリ 1 そもそも何が変わるのか 今までは : ギフトカードの額面は ストアの主通貨だけ でしか発行できなかった。 これからは : マーチャントが運営している マーケットのどの通貨でも ギフトカードを発行・販売・残高保持できる。 従来 : 為替で額面がブレる USD ストアの「$10 ギフトカード」が、カナダの顧客のチェックアウト画面では C$14.07 と表示されてしまう。購入と利用の間で為替が動くと残高も変動した。 これから : 額面はその通貨のまま EUR で発行したギフトカードは €50 のまま顧客に届き、利用時も €50 のまま。為替変動の影響を発行から利用まで受けない(end-to-end)。 2 仕組み図解 : 購入から利用までの通貨の流れ ポイントは 「end-to-end でその通貨」 。発行(issue)→ 残高保持 → 顧客のチェックアウト表示 → 償還(redeem)まで、額面はずっと発行通貨のまま。途中で為替換算が走らないので、購入時と利用時の間に為替が動いても残高が増減しない。 3 2 つの利用形態(発行時に選択) ローカル通貨ギフトカードを作成するときに、以下のどちらの償還ルールで運用するかを選ぶ。 選択は作成後に変更できない 。 パターン A 発行通貨でのみ利用可 発行した通貨のマーケットでしか使えない。残高表示も購入体験も完全固定。 FX エクスポージャ=ゼロ 。「自国の顧客には自国通貨ギフトカード」というシンプル運用向け。 パターン B 任意のストア通貨で利用可 マーチャントが運営する どのマーケットでも使える 。償還時のレートでその場で換算される。海外旅行・越境ギフト需要に強い。 この設定は 作成時に決め打ちで、後から変更不可 。商品設計時にどちらをデフォルトにするかを先に決めてから運用に乗せる必要がある。 4 従来 vs ローカル通貨ギフトカードの比較 項目 従来(主通貨のみ) ローカル通貨ギフトカード 発行通貨 主通貨のみ 運営マーケットの任意の通貨 顧客への表示 $10 → C$14.07 のような FX 換算表示 発行通貨そのまま 表示 残高の安定性 為替変動で実質的な残高が増減 通貨建てで固定 利用範囲 主通貨建てなので FX 換算が常に介在 「発行通貨のみ」or「任意通貨」を作成時に選択 変更可否 — 作成後の利用範囲変更は不可 発行経路 ギフトカード商品 or Admin から発行 マーケット通貨建ての商品をマーケットカタログに公開 / Admin の「ギフトカード」から直接発行 5 利用条件 1 ストアで複数マーケットを運営している 単一ストアから複数マーケットへ販売しているマーチャントが対象。マーケットごとに別ストアを建てている構成のことではない。 マーケットの通貨で運営していること 「自分が運営しているマーケット通貨」での発行が前提。運営していない通貨を発行できるとは記載なし。 対応プラン、対応国、API/Admin GraphQL の対応状況についての具体的な記述は 記載なし 。導入前に Shopify 管理画面または公式ヘルプで確認すること。 6 発行手順 1 マーケット通貨建てのギフトカード商品を作る 該当マーケットの通貨で価格を設定したギフトカード商品を作成する。 2 該当マーケットのカタログに公開する 商品をその市場のカタログに紐付けると、そのマーケットの顧客に表示される。 3 または Admin から直接発行 Admin の「ギフトカード」セクションから個別にローカル通貨で発行することもできる(B2B・カスタマーサクセス対応用途)。 商品で売る経路(自販機モデル)と、Admin から手動発行する経路(リテール/カスタマーケア用)の 2 系統 が用意されている。 7 技術者が押さえるべき5つのポイント 1. ギフトカードに「通貨」属性が乗る ギフトカードが主通貨建ての金額値だけでなく、発行通貨そのもので持たれるようになる。会計・残高集計の設計を「通貨ごと」に切る必要がある。 2. 償還ポリシーは作成時にロック 「発行通貨のみ可」と「任意通貨可」は 作成後変更不可 。商品種別を分けて設計する(同じ €50 でも別 SKU 化)か、デフォルトポリシーを 1 つに統一する判断が必要。 3. 「任意通貨可」は償還時の FX が発生 パターン B(任意通貨)を選ぶと、利用時点のレートで換算される。マーチャント側に 償還タイミング依存の差損益 が出る可能性がある。経理処理の取り扱い方針を先に決める。 4. 流通経路は「マーケットカタログ」 商品としての販売は 該当マーケットのカタログに公開する のが正規ルート。Markets / カタログ機能の構成と密結合なので、Markets 未利用ストアは前提から外れる。 5. Admin GraphQL / Webhook の仕様変化への言及は無い 発表記事の中では Admin 画面の運用フローの説明のみで、giftCard リソースの API スキーマ変更や Webhook ペイロードへの通貨フィールド追加についての具体的記載は 記載なし 。 外部 OMS / POS / 会計連携を組んでいる場合は事前検証が必須 (特に currency フィールドのフォールバック処理)。 8 業務に活かせる3つのユースケース USE CASE 1 越境 EC のリテール店舗で「現地通貨ギフトカード」を販売する 課題 北米基準のストア(USD)から欧州・カナダ・英国にも展開しているが、ギフトカード価格が「$50 → €46.2」のように半端な額で表示され、贈答品としての訴求力が弱い。リテール出店時はさらに違和感が大きい。 打ち手 各マーケット用に €50/£50/C$50 のローカル通貨ギフトカード商品を作成し、マーケットカタログに公開。リテール用には Admin から直接発行。 効果 贈答用途のキリの良い額面が現地通貨で並ぶ。FX の見た目ノイズが消え、ギフト商品の販売単価と購入率が向上。 技術メモ 商品 SKU は通貨ごとに分けて発行する設計が現実的(同名商品をマーケット別 SKU で管理)。 USE CASE 2 カスタマーサクセス/返金代替の「現地通貨補填」 課題 欧州の顧客にトラブル補填でギフトカードを発行する際、主通貨建てだと残高が為替変動でブレてしまい、CS 担当が金額を都度説明しなければならない。 打ち手 Admin の「ギフトカード」セクションから EUR 建て・発行通貨のみ利用可(パターン A) でギフトカードを直接発行。 効果 顧客視点で「€20 が €20 のまま」確実に届く。CS の問い合わせ削減、信頼回復オペレーションの再現性が上がる。 技術メモ 会計側は FX 換算リスクをゼロにしたいケースなのでパターン A 一択。Admin 発行フローを CS のマニュアルに組み込む。 USE CASE 3 越境ギフト用途で「どの市場でも使える共通ギフトカード」を売る 課題 海外在住者・出張族・旅行ギフトなど、受取人がどのマーケットで使うか送り主が確定できない需要がある。これまでは主通貨建てで FX 表示になり、贈答体験が悪かった。 打ち手 「任意のストア通貨で利用可(パターン B)」でギフトカードを発行。発行通貨で価格訴求しつつ、利用は受取人の好きなマーケットで OK にする。 効果 越境ギフト・国際ブランドのギフト需要をシングル商品で吸収。送り主の意思決定コストを下げ、購入率を上げる。 技術メモ 償還時の FX 差損益が会計に乗るため、月次でレート差分の集計を行う運用設計が必要。商品ページに「利用時の為替で換算される」旨を明示することを推奨。 9 提案で使える1行サマリ 「Shopify ストアの主通貨に縛られず、 運営マーケットの通貨でギフトカードを発行・残高保持・償還 できるようになった。 『発行通貨のみ可(FX ゼロ)』『任意通貨可(償還時換算)』を作成時に選択。 越境 EC・リテール出店・CS 補填の ギフトカード体験を“見た目から”整える 新基盤。」 source : changelog.shopify.com / sell-gift-cards-in-your-customers-local-currency (2026-05-11 公開) generated 2026-05-23